導入事例④ VAXstation4000-96をVAXstation4000互換機にリプレース(延命化)

導入事例④のお客様は半導体製造会社様です。
下図のステッパー装置を制御するコンピュータ(VAXstation4000-96)を弊社のVAXstation4000互換機にリプレースしました。

ステッパー装置を制御するVAXstation4000-96は、販売終了になってから約20年が経ち、部品の入手が困難になっています。また部品が見つかっても非常に高価な商品です。
お客様のご要望は、アプリケーションプログラムはそのまま継続して、他のコンピュータへのリプレースでした。
そこで弊社製品のVAXstation4000互換機をご提案し、以下の方法でリプレースしました。

  1. 弊社のVAXstation4000互換機を導入
  2. OS(OpenVMS)・データ並びにアプリケーションプログラムの移行は、専用ツールを使いハードディスクをイメージファイルとして生成し、イメージファイルをVAXstation4000互換機にインストール
導入メリット

①ハードディスクをミラーリングディスクにして、障害に強い構成の構築
②バックアップ用ハードディスクを作成
バックアップ用ハードディスクがあれば、ミラーリングディスクが故障した時に、バックアップ用ハードディスクから起動ができます。
③トラックボールマウスの導入
VAXstation4000-96には、トラックボールマウスの接続が出来ませんでした。また、VAXstation4000-96のマウスは埃が出るのでクリーンルーム内で敬遠されていました。
VAXstation4000互換機は、USBポートを持っているので、汎用のトラックボールマウスを接続することができます。

以上で、お客様のご要望に沿うシステムを構築しました。